最大限のパフォーマンスを発揮するためのグラブ選び

自分に合ったグラブを選べるかどうかで、あなたの持っている能力を最大限に発揮できるかが決まります。あなたがこれから購入するグラブが自分に合っていないグラブだと、毎日一生懸命練習しても守備の上達スピードにブレーキをかけることになります。逆に自分に合ったグラブを使用することで、毎日の練習から得られる守備の上達スピードを最大限に高めることができます。学生野球という限られた期間でチーム内での競争に勝ち抜くためには、ライバルたちよりも多くの練習を行なうと同時に、その練習の質を高める必要があります。練習の質を向上させるにはその練習への集中度合いや正しい意識を持って取り組めているかも大切ですが、自分に合った道具を使用して練習しているかも大切です。自分に合ったグラブを使うことであなたの守備の上達スピードは最速にまで高めることができます。
では、自分に合ったグラブを選ぶにはどうすればよいのでしょうか?
自分に合ったグラブを選ぶために意識するべきことは大きく2つあります。

①プレースタイルからグラブを選ぶ(特に内野手)
②自分の手のサイズに合ったグラブを選ぶ

①プレースタイルからグラブを選ぶ(特に内野手)
多くのグラブメーカーがセカンド用・サード用・ショート用といったポジション別のグラブを販売しています。それに合わせて「自分はセカンドを守っているからセカンド用のグラブを購入する」、このような考え方で新しいグラブを購入することは厳禁です。ポジションではなく、自分のプレースタイルやグラブの使い方でグラブを選ぶようにしましょう。
〇〇用と書かれたグラブはあくまでメーカーが定めた「基準」でしかありません。その基準があなたにマッチするかは全くの別問題です。セカンドというポジションは守備範囲も広く、ゲッツーなど素早いプレーが他のポジションよりも求められます。一般的にセカンド用として販売されるグラブは小さめで、ボールの握り換えがしやすいようにポケットは浅めに設計されていることが多いです。一方で、サードというポジションは右バッターの引っ張った強烈な打球を捕球する必要があります。しかも、バッターとの距離が近いので、より強烈な打球の捕球が求められます。そのため、サード用のグラブは大きめのサイズでポケットも深く、しっかり打球を捕球できるように設計されていることが多いです。
しかし、セカンドの選手がより守備範囲を広げ、球際ギリギリの打球を捕球できるように大きくてポケットの深いグラブを使用することはダメなのでしょうか? サードを守る選手がとにかく素早いボールの握り換えをするために浅めのグラブを使用することはダメなのでしょうか? 答えはもちろんダメではありません。
このように、グラブはあなたがどんなプレーをしているのか、したいのか、グラブをどのように使いたいのかで、浅いものがいいのか、広くいものがいいのかが決まります。あなたのプレースタイルに合わせてグラブを選びましょう。
メーカーが謳っているポジション用のグラブと同じポジションだからという理由で新しいグラブを購入したり、〇〇モデルのグラブをその選手に対する憧れだけで選ぶことは絶対にやめてください。あなたの憧れるプロ野球選手とあなたは体格も技術もプレースタイルも異なります。憧れのプロ野球選手と同じ型のグラブが欲しくなる気持ちは分かりますが、あなたが今より少しでもうまくなりたいという気持ちがあるのであれば、自分のプレースタイルとグラブの使い方に合わせてグラブを選択してください。

②自分の手のサイズに合ったグラブを選ぶ
自分の手の大きさに合ったグラブを選ぶことも大切です。
せっかく自分のプレースタイルやグラブの使い方に合ったグラブを選んだとしても、自分の手のサイズと合わないグラブではあなたの能力を100%発揮することはできません。グラブの中の指を入れる部分や手口が緩くてブカブカのグラブを使用していると自分の思うようにグラブを扱うことはできません。自分の思うようにグラブを扱えないということは、自分の思ったところにグラブを出せないということなので、エラー増加の原因になります。逆に、グラブがきつく、深くしっかりとはめることができないのも自分の思ったようにグラブを使うことができないので、あなたの持っている100%の能力を発揮することはできません。このように、グラブが自分の手・指に合っているかどうかは良いプレーをするために非常に重要です。最大限のパフォーマンスを発揮するための正しいグラブの選び方について解説してきました。

グラブはあなたが持っている能力を最大限に発揮させてくれる武器です。その武器が自分に合っているかどうかであなたのパフォーマンスは大きく変わります。新しいグラブを購入する際はデザイン面以上に自分に合っているかどうかを第一に考えましょう。自分に合ったグラブを使うことであなたの上達スピードは向上し、より高いパフォーマンスを発揮することができます。